こんにちはえだです。
中間管理職の悩みを解決するために、サラリーマン店長であるわたくしえだが「やってみて効果があった方法」をご紹介します。
仕事にやりがいもおもしろみもない…
やり直せない年齢になったけど人生このままでいいのかな…
若いころに比べると仕事の失敗も少なく生活も充実しているはずなのに、「なんか違う…」という不安な感情にとらわれてしまうことはありませんか?
これは「ミドルエイジクライシス」(Middle age crisis)と呼ばれる心理現象であり、勤続年数が長い中年(ミドルエイジ)社員に見られる不安障害のひとつだそうです。
中年の危機(ちゅうねんのきき)とは、中年期特有の心理的危機、また中高年が陥る鬱病や不安障害のことをいう。ミッドライフ・クライシス(Midlife crisis)の訳語であり、ミドルエイジ・クライシス(Middle age crisis)とも表記される。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この記事では40代~50代に起こるミドルエイジクライシスの乗り越え方を紹介します。興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください。
40・50でも迷いまくり…
そのときの状況によるね…
ミドルエイジクライシスの原因
精神年齢と実年齢のギャップ
わたくしの場合、40半ばまで「30歳くらいの感覚」で過ごしてきました。
おそらく元気ハツラツだった頃に未練があり、現実を直視したくなかったのでしょう。
しかし体力の衰え・外見の劣化は明確です。そしてある時、自分の年齢を受け入れられず葛藤していることに気づきます。
老化は生物学的なプロセスと理解しているものの、往生際が悪い自分もいました。
マンネリズム
マンネリズムは意欲を低下させます。しかし平和な生活を望むなら、マンネリズムは避けられないように思います。
平和な生活はミス・トラブルやアクシデント・ハプニングがないことが前提です。当然おもしろいこともさすがに毎日ありません。
普段ない「出会い」「感動」「喜び」を得ようとするならそれなりの対価を支払うか、失敗のリスクを負うしかないでしょう。
そう考えると予測がつく日常は安心です。安定した生活とは退屈=マンネリズムを受け入れることなのかもしれません。
「違う生き方があったのでは?」という悩み
同じ職場に長くいると、違う価値観の人たちとの交流がほとんどないため、思考や知識も偏ります。
最近はネットやSNSで多様な生き方を目の当たりにする機会も増えました。まさに隣の芝生は青々と輝いて見えるものです。
もちろん誇張されたフェイク情報も多いと思います。しかし本当に今までの選択肢は本当に正しかったのか、考えさせられます。
今さら人生をリセットできないのは当然です。しかし今の生き方を肯定できず、「なんか違う・・・」という違和感がぬぐえませんでした。
ミドルエイジクライシスを乗り越える3つの方法
できないことを認める
精神年齢と実年齢のギャップを埋めるには「自分の能力の限界」を直視し、良い意味で開き直るのがいちばんです。
問題には「①努力でなんとかなる問題」と「②どうしようもない問題」の2種類があります。②を悩んでみたところで、現状は改善されません。
「知力」「体力」「センス」など、とても伸びしろは期待できません。むしろ年を取るということ「できないこと」が増える一方です。
つまり「できること」にフォーカスすると楽になります。みなさんも「できないものはできない」と、良い意味で開き直ってみましょう。
やったことない事に取り組む
マンネリ化を打破するにはやったことないことに取り組むのがいちばんです。
とはいえ、いきなり未知の世界に飛び込む必要はありません。今までやったことないやり方で日常をアレンジすることをオススメします。
やったことない事に無理なく取り組む方法は以下のようなものです。
- 通勤ルートをちょっとだけ変更する
- 待ち時間などのスキマ時間に「腹式呼吸」を行う
- 朝早起きしてこっそり副業・転職・起業の準備をする
現状に不満があるなら思い切って「チェンジ!」と、いきたいところですが、まずはリスク少なくマンネリズムを崩すことが重要です。
リフレクションを行う
「リフレクション」は、過去の経験、思考、感情などについて振り返り、本質を抽出するプロセスのことです。
過去の体験(成功と失敗)は、自己理解を深めることができ、強みや成長の機会を見つけることができるからです。
なぜそのような結果になったのか「なぜ」を自問し、今後同様の事態に直面した場合にどう対応するかなどについて知見が広がります。
年をとっていることはつまり、多くの経験を積んでいること。未来よりまず過去(いろんなことがあったな〜)に目を向け、自身のスタイルを再構築しましょう。
ミドルエイジクライシスを乗越えた後のメリット
セルフマネジメント力が身につく
ミドルエイジクライシスを乗り越えることは、セルフマネジメント力を身につけることにつながります。
セルフマネジメントはその時の環境の変化に柔軟に対応して自分のベストコンディションを維持すること。つまり実年齢に応じた状態に自身を常にアップデートすることと考えます。
セルフマネジメント力を向上させるポイントは以下のようなものがあります。
- 自分の得意分野に集中する
- 時間を有効に使う意識を持つ
- キャパオーバーを回避する
- ストレスを軽減する方法を学ぶ
セルフマネジメントは「心」「体」「能力」「時間」をちょうどいい感じに(最適化)すること。若かりし頃に描いた夢や希望を打ち砕かれた後に自分自身が何者なのかしっかり定義してこそ、前に進めるのではないでしょうか。
新しい自分が発見できる
ミドルエイジクライシスの鬱屈とした心理状態を乗り越えることができれば、新しい自分の一面を発見することができます。
わたくしの場合、書籍やネットで改善策を探すうちに「副業」「テクノロジー」「マネジメント」など自分がほとんど知らなかったことに興味が湧きました。
数学的センスがなく論理的思考が苦手だった自分が、「ものごとを論理的に解決する方法」に惹かれていることに驚きます。
そして、その時に培った知識やスキルは自分を良い変化へと導いてくれました。悩みや不安は「新しい知識と行動」によって軽減されるようです。
揺るぎない自己肯定感が手に入る
ミドルエイジクライシスを乗り越えることができれば、揺るぎない自己肯定感が手に入ります。
若かった自分に決別することで、自分の強みや弱みを再認識し、自分だけの生き方=「自己実現欲求」に焦点を当てることができるからです。
幸福度や満足度の尺度は個人差があります。他人や過去の自分と比較することを回避し、自分自身と自分だけの道を信じることが重要です。
ある程度の知識と経験を得たミドルエイジにしか湧き上がってこない自己実現欲求。それを満たしてこそ、今までにない幸福感や満足感が得られるのではないでしょうか。
まとめ
ミドルエイジクライシスは「精神年齢と実年齢のギャップ」「マンネリズム」「違う生き方へのあこがれ」により引き起こされるようです。
年齢を重ねているからこその悩みは自分の今までの経験を整理するきっかけにもなります。そして改善策を模索することは新たな自分を発見する良い機会です。
ミドルエイジクライシスを「自己実現というゴールに向かって自身の新たな可能性を探す旅の始まり」ととらえると結構しっくりきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
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