【ブライン液】鶏むね肉を柔らかくすることで有名な魔法の水を「豚ロース肉」でためしてみた

enjoy economizing 楽しい節約

こんにちはえだです。

中間管理職のふところ事情を解決するために、わたくしサラリーマン店長えだが「やってみて効果があった楽しい節約」をご紹介します。

突然ですがみなさんは「ブライン液」をご存じですか?

そうです!あの、激安だけどパサつき感がある「鶏むね肉」をジューシーでやわらかくする魔法の水です。

そして以前から気になっていた「他のお肉もジューシーでやわらかくできるのか」を確かめるために、体験レポートしてみました。

「肉をガッツリ食べたい」という嫁リクエストがあり、休日にカーシェアリングで車を借りて、最近OPENした近所のイオンに「豚ロース肉」を買いに行きました。

100g200円以下の「豚ロース肉」はお財布にやさしくそのままでも十分おいしいのですが、今回はどれくらいジューシーになるのか楽しみです♪

ZACK
ZACK

安い食材でどれぐらい満足度を高めることができるのかを追及していくわけですね

豚ロース肉購入と下ごしらえ

安い肉の定義は100g何円?

今回購入したお肉は「アメリカ産豚かたロースのかたまり」100g158円:509g868円(税込)です。

100g100円以下のお肉(お魚もですが)を見つけると「安!」と条件反射的に買ってしまうのが庶民の悲しい性です。※100g158円はプチ贅沢

しかしなんの処理もせず実際に食べてみると…「パサパサ」「ゴワゴワ」のお値段通りのお味に…

「わっぱりねー、そっかそっかー」と変に自分を納得させて、満足度の低さをなんとかごまかそうとします。

ちなみに家計の消費支出における食料費の比率(%)のことを「エンゲル係数」といい、収入が低いほど食費が家計を圧迫してしまい「エンゲル係数高いね~」と自虐ネタによく使われます。

逆に言うと収入が高いお金持ちの人は「エンゲル係数低いね~」となるわけなので、お金持ち気分を味わいたい場合はエンゲル係数を下げる必要があるわけです!

えだ
えだ

強引な正当化ですね💛

そして今回は「安く購入できるお肉をいかにおいしくできるか」がテーマであり、このとうなちょっとした「セコ活」は、生活の質を向上させる効果があります。

わたくし自身も「収入がそんなに高くなくても、それなりに満足度が高い生活ができればそれでよい」と思っています。

豚ロースとは

本来、「豚ロース肉」とは豚の胸から腰の部分にかけての背中側の肉のことをいいますが、今回購入したお肉は「豚かたロース」なので「肩」の部分です。

「おいおい、じゃあ豚ロース肉じゃないじゃないかよ」というツッコミが入ると思いますが…すみません!100g158円の破格の値段で豚ロース肉がありませんでした(^^;)

さらに「おいおい、しかも国産じゃなくてアメリカ産じゃないかよ」というツッコミも入ると思いますが、それも同じ理由ですみません<m(__)m>

ただ、豚肩ロースも豚ロース同様(写真参照)キメの細かい赤身と脂身の割合もちょうどよく、独特の旨みと風味がクセになる味わいです。

今回は「ブライン液に漬け込む時間による食感の差」も知りたかったため、3等分にして食べ比べてみることにしました。

※ちょっとした豆知識ですが、スーパーでよく特売になっている「豚肉のこま切れ」は、ロースやバラなどの様々な部位を整形する際に出るお肉の切れ端なのだそうです。

ブライン液に漬け込む

ブライン液とは

「ブライン」とは塩水を意味する英語の「brine」が語源であり、鶏肉やターキーなどの肉類を保存するために用いられてきた欧米の調理法「ブライニング」が由来となっています。 

現在では、水に対して5%濃度の塩と砂糖を配合したものをブライン液と呼び、塩が肉のタンパク質を分解することで、中に水分が入っていき、肉を柔らかくします。

ブライン液に漬けた肉や魚は、柔らかくジューシーになり旨味と甘みが増し、漬けるだけで食材が美味しくなるので「 魔法の水 」として広く知られています。

ブライン液は塩だけで作るパターンもあるようですが今回は定番の、水、塩、砂糖の3つを合わせたもので①そのまま、②3時間つけおき、③6時間つけおき、をそれぞれ食べ比べしてみます。

ブライニングのポイント

塩が水に対して5%以上になると、浸透圧の原理によって食材の旨みが水分と一緒に抜けてしまい、ブライニングしてもパサついた食感になってしまうため分量は正確に計る必要があるようです。

一般的には水100cc(100ml)に対して塩5g(小さじ1)と砂糖5g(小さじ1)とのことですが、個人的には味が付き過ぎなよう、水100mlに対して塩・砂糖小さじ0.5杯くらいやや少なめの方が良い気がします。

ブライン液が食材全体にしみやすいよう、小分けにしたり、観音開きにしたり、、全体に切り込みを入れるなど、ブライン液が食材に触れる面積を大きくすると漬け込み時間は少なくて済みます。

ボリューミーに調理したいという場合は、、ひと晩程度の漬け込みが推奨されていますが、時短したい場合は肉に数カ所フォークを刺しておくと、ブライン液がよりしみ込みやすいようです。

豚ロース肉を試食

調理方法

今回は「食感」を比較したいため、油をひいてシンプルに塩コショウで味付けします。

フライパンの写真では上にある3枚がブライン液につけていないお肉であり、お皿の写真では左側です。

見た目ではわかりませんね。

表面に少しだけ焦げ目がつくように火加減を調節しながら内側にも火が通るまで裏表ひっくりかえしながらじっくり5分~10分焼き上げます。

食べ比べてみた感想

炊きたてのごはんとともに①「漬け込みなし」のものからいただきます。

意外とジューシーで、ロース肉特有の風味が広がり、「普通においしい!」の一言です。

「これが100g158円の豚かたロースの味か…」と思いながらゆっくり噛んで触感を確かめつつ、「追いご飯」で満足度を高めます。

続いて、いったんお水を飲んで触感の余韻をリセットしてから②「3時間漬け込み」をいただきます。

一口目は「あ、ちょっとやわらかい」という印象、次に「あれ、あんまり変わりない?」

「でもさっきと変わらず普通にうまい」と思いつつ触感を確認していると「ん…んん!?」

噛み続けていると肉汁が前回より多い感じがあり、より味わい深いうま味が持続します。

もちろんパサパサ感も軽減されているのですが、噛めば噛むほどロース肉のうま味が持続する感じがあり、ジューシーというよりもお肉の味が引き立つといったほうが良いでしょう。

そしてご飯との組み合わせ、やはり最高です!!

結果としてブライン液は豚かたロース肉も柔らかくジューシーにすることが証明されました。

その後、③「6時間漬け込んだもの」を試食してみましたが、味が付きすぎている気がして、お肉本来のうま味を感じるには、3時間漬け込んだものが丁度良かったです。

おすすめレシピ

豚(かた)ロース肉のそなたのおすすめレシピとして有名なものは「ポークソテー」「生姜焼き」「とんかつ」などがあります。

その他「レモン」や「ハーブ」をブライン液に一緒に漬け込み香りづけするアレンジレシピもありますし、「牛肉」よ「魚」でも同様に活用できるようです。

そう考えると「ブライン液」は安い食材をおいしくする効果だけでなく、化学実験のようなドキドキワクワクするエンターテイメント性もあります。

「日常の食事ががマンネリ化していて面白くない」「でもあんまりお金はかけたくない」という方は、ブライン液レシピによるちょっとした「セコ活」がおすすめです。

まとめ

豚肉は体力回復に効果的な食材として有名ですが、値段を気にせず思いっきり爆食いしたい時は、100g100~200円以下のブロック肉+ブライン液の調理法がおすすめです。

日頃から近所のスーパーでお肉が100g何円で売られているのかをチェックしておき、お値段の割に新鮮で色つやが良いものを見極める必要もあります。

そして食べきれない場合も、ブライン液に漬け込みが完了していれば、水気をとってラップに包み、冷凍保存することも可能なので、常備肉として重宝します。

ただし、油断すると安いお肉がおいしく食べられる半面、つい他の食材を爆買いしてしまったり、アレンジレシピにお金をかけすぎてしまう本末転倒事例が起きてしまうため注意です。

節約生活の趣旨から離れてしまわないように、正しい「セコ活」を心がけましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

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