こんにちはえだです。
中間管理職の悩みを解決するために、サラリーマン店長であるわたくしえだが「やってみて効果があった方法」をご紹介します。
その業務命令はただのいやがらせでは…
上からの行き当たりばったりの指示で現場が混乱している…
今回はこのようなお悩みをお持ちの中間管理職のために、イエスマンがダメな理由とイエスマンにならないための方法をご紹介します。
この記事を読んでいただけると、何も考えずにイエスマンに徹することのリスクと、イエスマンにならないための方法が分かり、中間管理職の業務にやりがいが持てます。
あなたは目上の人のちょっと納得できない命令に、意見や反論をしたことがありますか?
原則的に雇用されているサラリーマンは業務命令に従わないと減給や懲戒処分(解雇=クビ)になってしまうため必然的にイエスマンにならざるをえません。
しかしどんなに理不尽なことを言われても「はい」と、会社の権力者や目上の人の命令に無批判に従うことは、安全なようで非常に危険な行為です。
忠実なイエスマンほど「過剰ノルマ」「サービス残業」を部下に指示したり、意味のない「上司のご機嫌取り業務」を増やしたり、時には「不正人事」などにも加担させられるからです。
そして一見安泰のように思えるイエスマンですが、職場の権力者に都合のいいように利用され、ついには職場環境や業績悪化の責任をとらされるリスクを背負っています。
上司の命令はァァァァ絶対ィィィィィ!!
どんだけイエスマンだよ…
イエスマンばかりの会社がダメな理由
ブラック企業化を促す
イエスマンばかりの会社は上司の指示が絶対という社風を生み、ブラック起業化を促します。
なぜなら会社とは経営とは事業を行い、利益を出していくことを目的としてるため、立場の弱い労働者を薄給でこき使って利益を出すというビジネスモデルが成立しやすくなるからです。
例えば長時間労働や無給残業を指示して従わせるルールが行きわたってしまうと、原則業務命令に従わなければいけない従業員の立場では断りにくいのが実情です。
つまり、上司の指示が絶対という会社では、ひどい労働条件で働かされても文句が言えないため、さらにブラック企業化が進むことになります。
間違った経営判断に気づかない
どんなに有能なリーダーでも、時には判断ミスを犯すときがあります。
なぜなら周りがイエスマンだらけだと、経営者に都合の良い情報だけが加工されて入ってくるため、実際起きている問題に気づかないまま間違った判断を下すことがあるからです。
例えば常識的には違法とされる不正やハラスメントや隠ぺいが日常的に行われている会社は、従業員満足度が低いため、必然的に「顧客満足度」も低くなっていきます。
つまり、ミス、トラブル増加などが原因で商品やサービスの品質低下を招いていたとしても、気づいた頃には「時すでに遅し」というケースも少なくありません。
評価基準が成果とつながらなくなる
イエスマンを重宝する風潮が社内に蔓延すると、売上を上げて利益を出すというシンプルな評価基準が維持できなくなります。
なぜなら仕事で成果を出しても評価されないことが増えるため、上司のご機嫌取りだけに奔走する人が増加するからです。
例えば上司に意見反論すると、仕事が回ってこなかったり、濡れ衣を着せられたり、いやがらせを受けたりなど冷遇される事態が起こります。
つまり、個人の能力で+業績を上げて成果を出している人も、上司の顔色を伺いながら仕事をしなければならず、顧客満足度ではなく上司満足度を上げることが評価基準となってしまいます。
イエスマンばかりの会社におけるイエスマンの末路
イエスマンはしんどい
イエスマンは自分の処遇を握っている人に嫌われたり、評価を下げられることを何よりも恐れます。
これは上司だけでなく、自分に関係のある家族や友人、同僚後輩にも評価を下げられたくない気持ちが強いため、どこかで強烈な板ばさみにあってしまいます。
どんなに理不尽な指示をだされても、自分の意見は押し殺して平静を装わなければならない日々は、体力的にも精神的にもかなりしんどいものとなります。
結果、立場の弱いものに当たり散らしたり、パワハラしたりして憂さ晴らししようとしますが、今の時代は悪い評価となって自分に跳ね返ってくるのが必然です。
結局誰からも信頼も尊敬もされない
中間管理職がイエスマン化して上司のご機嫌取りだけに走ってしまうと、部下からの信頼は薄いものになります
なぜならイエスマンは保身に走るため、現場で製品やサービスを生み出している社員の苦労や藻いベーションなどは二の次となり、現場社員の期待を裏切ることが常習化します。
例えば、イエスマン自身が部下の成果を横取りしたり、ミスを押し付けたりして自分の評価を上げようとするため、だまし討ちが当たり前となっていくためです。
しかし当然、部下から信頼されることはありませんし、いざイエスマンが窮地に陥った場合は、誰も助けてはくれません。
都合の悪いところで責任を取らされる
結局イエスマンは職場環境や業績悪化の責任を取らされます。
なぜなら会社にとって都合の悪いことは、全面的に同意したイエスマンのせいにされることがよくあるからです。
権力者に取り入ることで、一時的に評価が上がることがありますが、そういう不当人事が横行している会社は慢性的な人員不足に陥るため、イエスマンの業務も増えていきます。
製品やサービスの品質が低下すると必然的に業績も悪化していくので、今度はその業績悪化の穴埋めをイエスマンがすることになり、減給や降格処分、最悪の場合退職に追い込まれます。
イエスマンばかりの会社でイエスマンにならない方法
8割イエス2割ノー
理不尽な指示に対する最適な対応としては2割くらいは「同意しかねる」部分を残しておくべきです。
なぜなら、ものごとに「絶対」はなく、もしうまくいかなかったときに責任を負わされることを回避するためです。
例えば「顧客満足度」を上げるための施策と称して、「過剰サービス」をスタッフに強要してしまうと、給与と業務量の折り合いがつかず、退職者が続出するケースがあります。
つまり、「顧客満足度」も「従業員満足度」も上がらないような理不尽な指示には従うべきではありませんし、同意しない部分を少しだけ残すことが、自分の身を守ることにもなります。
ノーと言うからには代替案を
2割のノーを意思表示する場合は、批判的な意見を突きつけるのではなく、やんわりデメリットを織り交ぜながら代替え案を提示する技術が必要です。
どんなに理不尽な指示も、条件が変われば可能な場合があり、その裁量を上司が握っている場合は、なおさら代替え案を提示しやすくなります。
例えば機能していない無駄なルールや、効果の疑わしい習慣化された業務を廃止する代わりに、新しい業務を増やすというすすめかただと、理不尽な指示ではなくなります。
難しい理不尽な要望には、考えなしに「YES」というのではなく、「最善を尽くしてみます」や「やるだけやってみます」などでいったんかわし、段階的にお断りする手法も有効です
会社への依存度を減らす
社会人は、会社にいる時間が長いため、会社に洗脳されやすい傾向にあるのも事実です。
組織への帰属欲求が人一倍強い人は、気づかないうちに滅私奉公の泥沼にはまりやすく、自身や組織のことを少し離れたところから客観的に見ることができなくなってしまうからです。
勤め人の宿命ともいえますが、「会社を辞めてしまうと収入がなくなるという危機感から権威にひれ伏さざるを得ない状況」を何とか打破しなければなりません。
そこで、「転職」や「副業」や「起業」、または「投資」などで会社員としての給料に縛られない生き方を目指さなければなりませんが、なかなかこれが大変です。
しかし、いつ辞めてもいいように貯金をしたり、現状の会社で勤め続けること以外のことを勉強するだけでも、イエスマンをやめるきっかけになります。
まとめ
今回はイエスマンばかりの会社がダメな理由と、イエスマンにならないための方法をご紹介しました。
勤め人として業務命令に従うことは当然の義務ですが、権威に媚びてなんでも無批判に従う「イエスマン」になることは自分自身にも会社にとってもメリットは少ないと言えます。
よくよく考えてみると、サラリーマンは会社が利益を生み出すために必要な人員として雇われているだけの存在なので、常に自立する道を模索するのが健全な考えなのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
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