こんにちはえだです。
中間管理職の「ふところ事情」を解決するために、わたくしサラリーマン店長えだが「やってみて効果があった楽しい節約」をご紹介します。
コツコツがんばれ~
ついに2023年1月1日より横浜市のレシ活が始まりました。
前回参加できなかった悔しさもあり、このたびあらためて「セコ活」の一環としてレポートしてみたいと思います!
レシ活の概要
レシ活とは
横浜市が主催する市民生活の支援と市内事業者の利用促進による横浜経済の振興を図るキャンペーンです。
横浜で買い物をしたレシートの利用金額に応じてポイント還元が行われます。※令和5年1月1日から予算上限30億円に達するまで。
対象店舗は市外局番045からはじまる電話番号・店名・住所・日付が印字されたレシートを発行している横浜市内にある店舗。
飲食店やガソリン等は対象外など制約はあるようですが、食料品・日用品などの買い物が最大20%お得になるので利用者としては、とっても助かります。
レシ活のメリット
スマホアプリでかんたん参加
レシ活のメリットはスマホアプリを活用して運営されているため、手間が少なく、素早くかんたんに参加できるところです。
郵送での参加申請も行っているようですが、1回しかできないうえ、郵送申請の際の申請書等の郵送料や口座への振込手数料は参加者負担となるため、スマホで参加する方がスピーディーでお得です。
レシートを写真で撮ってデジタルデータとして管理されるため、ペーパーレスで「エコ活」の一環ととらえることもできます。
また、横浜市からもシンプルでわかりやすいアナウンスがされていて、横浜市民なら年齢制限なく誰でもかんたんに参加できるところが魅力です。
食料品や日用品なので頻繁にレシート発生
日本国民1人当たりの食費の月平均は約40,000円、シャンプー、リンス、トイレットペーパー、ティッシュなどの日用品の月平均は約5,000円のようです。
赤ちゃんがいる世帯だと、オムツやおしりふきなども日用品ですし、どの家庭も消耗品は定期的に購入する必要があるため、レシートが入手できない、ということはまずありません。
また一つのレシート金額をちょうど2,000円になるように買い物をすると、ポイント還元額の上限400円分がGETできるため、計画的に買い物をする感覚も身に付きます。
日常生活にどうしても必要な食料品や日用品ですが、本当に重要なものとそうでもないものを見極めることにも役立つでしょう。
他のセコ活にも活かせる
「かながわPay」や「Go To Eat」などの地域振興キャンペーンも随時開催される可能性があり、キャッシュレス決済アプリを活用する流れは必然とも言えます。
商品券やキャッシュバックは、キャンペーンの実施が決まってから加盟店申請の呼びかけを行い、発行・換金に関わる事務作業の準備も進めなければならないため、数カ月間のタイムラグが生じてしまうデメリットがあるからです。
特に紙券の場合は、印刷・運搬の手間と時間がかかり、運用中も券の回収・集計・換金など煩雑な作業が必要になってきます。
キャッシュレス決済アプリを活用すれば、商品券発行のような事前準備が省ける分、迅速な事業開始が可能になることから、今後ますますスマホアプリを活用した地域振興キャンペーンは増えていくでしょう。
レシ活のデメリット
横浜市民以外は利用できない
前回のレシ活では、横浜市民以外の方も飲食店などで利用できたようですが、今回は飲食店は対象外であり、身分証を提示した横浜市内居住者でないと利用できないしくみになっているようです。
市外局番045を含む電話番号・日付が印字されたレシートしか投稿を受け付けてくれないようなので、発行している横浜市内の店舗でしか利用もできません。
地域振興を目的としているので、「それはそうですね」と、納得できますし、限定的なサービスにすることで市民の参加意識を高めているとも言えます。
また、観光業や飲食業などでどの地域にも活用できるシステムなので、あえて制限を設けて日本各地でキャンペーンが行われることを期待します。
個人情報漏洩が心配
市役所の経済局市民経済労働部商業振興課に、情報漏洩対策はされているのかを電話で聞いてみたところ、「レシ活以外に個人情報が使われないよう、委託業者(WED株式会社)も含め管理を徹底している」という回答でした。
さすがに100%絶対に大丈夫!ということは世の中に存在しないといえますが、ある程度のリスクを分かったうえで、テクノロジーを活用しないといけない部分はあると思います。
最終的には「横浜市役所、委託業者を信じるしかない」という結論になってしまいますが、今のセキュリティシステムが脆弱なはずがないという期待もあります。
今後もインターネットやアプリを介した金銭やサービスのやり取りが当たり前となっていくはずなので、個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。
現金化の手数料が意外に高い
還元されたポイントはいったんアプリ内の「ウォレット=財布という意味」に貯まっていき、①電子クーポン(デジタルチケット)または②現金に交換が可能です。
様々な種類の商品を電子クーポンで購入できるメリットはもちろんですが、やはりさらに用途が広がる「現金化」も捨てがたい魅力です。
現金化する場合はウォレットの出金ボタンから、振込先口座を登録する必要があり、手数料280円がかかります。※出金は1週間ほどで可能。
個人的には複数回現金化をしてしまうと、無駄な手数料がかかってしまうため、上限の12,000円分ポイントを貯めて、1回でサクッと現金化したいところです。
レシ活のやり方~登録方法~
ステップ1:レシート買取アプリ「ONE」をダウンロード
スマートフォンのGooglePlay又はAppstoreで「ONE(ワン)」を検索ダウンロード(インストール)し、アプリを開きます。
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「携帯電話番号」「性別」「生年月日」「郵便番号」を登録することで、「ONE(ワン)」が使えるようになります。※1つのスマホに1つのアカウントしか登録できません。
ステップ2:「ONEアカウント登録」と「レシ活VALUE本人登録」
「ONE」アプリのホーム画面上部にある「横浜市民限定 利用金額の最大20%もらえる」というバナーをタップし、本人確認を行います。※年齢制限なし
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運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカード(前面のみ)、住民基本台帳カードなどの画像送信が必要。※マイナンバーカード裏面は絶対送らないよう注意!
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※登録後、およそ3日~1週間で本人確認が完了します。※前回のレシ活VALUEに参加された方(アプリの退会手続きを行っていない方)は、本人確認は不要とのこと。
ステップ3:レシートを撮影して送信
スマホの画像フォルダに撮りためておくという方法もあるかと思いますが、1日1レシートがルールなので、その都度撮影したほうが、わかりやすく間違いが少ないと思います。
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ONEアプリを開き、「レシ活VALUE」アイコンから、左下の「レシート投稿アイコン」をタップ、「注意事項に同意して参加する」ボタンを押すとレシート撮影ができます。
↓
その後店舗の「電話番号」と「金額」を入力すれば、レシート投稿完了です!
レシ活の注意点
レシートは1日1枚・ポイント還元の上限は400円(買い物2,000円分)
レシートは1日に1枚しか投稿できません。
1日のポイント還元は400円が上限とのことなので、例えば5,000円の買い物をしてレシート1枚に納めてしまうと、5,000円の買い物に対して20%の1,000円が還元されるわけではないため注意が必要です。
5,000円の買い物の場合は2,500円ずつのレシートにわけて、400円ずつのポイント還元を狙ったほうがよいでしょう。※とにかく2,000円ぴったりに納めるのが一番無駄が少ないといえます。
キャンペーン中のポイント還元の上限は12,000円(利用金額60,000円)
毎日2,000円以上の買い物を1カ月すると約6,000円に達するため、1人あたりのポイント還元上限に達します。
レシ活の予算に達してしまうと、前回のようにキャンペーンそのものが終了してポイント還元を受けられない可能性もあるため、できるだけ早く計画的にポイントをGETしましょう。
レシ活対象外商品
対象外となるレシートは以下の通りです。
- 横浜市内の事業者から購入したことが不明なレシート・手書き領収書等
- 出資の支払い、借入債務の支払いに係る支払証明書、振込証明書等(保険料等を含む)
- 国や地方公共団体への支払いに係る、領収書、納付書、納税証明書等
- 保険診療の治療費、処方箋に基づく医療用薬品、介護保険サービス等を含む領収書
- 有価証券、金券、商品券、ビール券、清酒券、おこめ券、図書券、店舗独自発行商品券
- 切手、はがき、印紙、プリペイドカード、旅行券、乗車券等の換金性高いもの
- 飲食店(※)の利用履歴を含むレシート・領収書
- たばこ、ガソリン、軽油、灯油
- 現金(外貨証券含む)との換金、金融機関へ預け入れに係る、取引証明書等
レシ活VALUEとONEレシート買い取りの併用不可
レシ活VALUEで投函したレシートを、通常のONEの機能であるレシート買い取りに併用して使用することは禁止されています。
実際システム上はじかれてしまうようですが、何度も間違って併用投函してしまうと、不正を疑われてアカウント停止になる可能性もあるため、注意しましょう。
レシ活ポイントの使い方
ポイントの確認方法
還元されたポイントは、アプリ立ち上げ画面左下の「ウォレット」アイコンで確認できます。
ポイントは①「様々な店舗のギフトチケットへの交換」か、②「登録した銀行口座への出金」いずれかになります。
使い方①ギフトチケットへの交換
アプリ立ち上げ画面左下のウォレットボタンから「チケット購入」のところをタップし、チケット購入選択画面に移行します。
ギフトチケットの場合は額面の10~20%が手数料として上乗せされています。
飲食店・コンビニ、ユニクロ、西松屋などのギフトチケットと交換できたり、楽天ポイント、Amazonギフト券など幅広い商品に交換が可能です。
使い方②登録した銀行口座への出金
アプリ立ち上げ画面左下のウォレットボタンから、「出金」のところをタップし、振込先口座を登録を行います。
初回の出金の際は本人確認が必要とのことですが「レシ活VALUE」の本人確認をした方は省略できるそうです。
ご希望の金額を入力すると振込完了ですが、前述したように手数料が280円かかります。
「ONE」に120日間ログインがなかった場合、もしくはウォレット残高を最終取得してから120日後にポイント失効するそうなので注意です。
まとめ
2022年8月下旬に始まった前回のレシ活キャンペーン第1弾は、想定を上回る約35万人が利用したことで予算の上限に達し、期限を2ヵ月前倒しして10月下旬に終了しています。
新型コロナで影響を受けた横浜市内の飲食店を支援する「レシ活チャレンジ第一弾」は、2億円の原資に対して10億円以上の経済効果をもたらしたとされます。
経済効果が立証されたレシ活は、市議会の自民党、立憲民主党、公明党の各会派が早期再開などを求める要望書を市に提出するなど、日本全体の経済効果の立証の期待も高まっているようです。
わたくしも一市民として、テクノロジーを活用した経済施策がわれわれの生活にどのような変化をもたらすのか、しっかり参加体験したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
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