こんにちはえだです。
中間管理職の悩みを解決するために、サラリーマン店長であるわたくしえだが「やってみて効果があった方法」をご紹介します。
上司やお客様を上手に褒めるのが難しい…
殺伐とした職場環境を何とかしたい…
褒められるのは好きですか?
わたくしは「何かウラがあるんじゃないかな」とか「お世辞はやめてくれ」と思ってしまうのですが、上手に褒められると心の底からうれしく思います。
しかし、不自然でへたくそな褒め方だと逆にテンションが下がってしまうという人も少なくありません。
そこで今回は、職場環境の改善に効果のある「褒めるスキル」を高める方法や、使いどころについて詳しく調べて記事にしてみました。
誰も褒めてくれないから自分で自分を褒めよっと
そういう人は別に褒められなくても大丈夫ですね
褒めるスキルの具体
褒めるスキル1:驚きながら褒める
シンプルに「すごいですね」と褒めるのももちろん効果がありますが、驚きながら「わっ!すごいですね」と言った方が相手に伝わります。
こちらの感謝する気持ちやうれしい感情を伝えるためには、直接会って話しているからこそのリアクションが相手の感情を動かすからです。
大げさに驚く必要はありませんが、「整理整頓が上手ですね」というよりも「整理整頓されていてびっくりしました」と伝えたほうが相手のモチベーションは上がります。
誉め言葉の前に「えっ」「おおー」「わあ」などの感嘆詞をつけるのもおすすめですし、こちらが驚いている表情を相手に見てもらいながら褒めるのも効果的です。
褒めるスキル2:問いかけながら褒める
「もしかしてもう仕事を終わらせたのですか?」など問いかけ形式で褒めることは相手の論理的な思考を高めることにもつながり印象に残りやすいと思います。
特に「なぜ?」という理由を問いかけることは、相手の計画性や主体性を明確に浮き立たせることにもなるため、良いアクションの動機付けにもなるからです。
例えば「なんでこんなわかりやすい資料にできたの?」や「どうやってそんな難しい契約が取れたの?」という問いかけは、「参考にしたい・真似したい」というメッセージでもあります。
つまり「どんなふうに?」など質問を交えながら相手を褒めることは相手に敬意を表すチャンスでもあり、褒められる正当性がプラスされよりうれしく感じます。
褒めるスキル3:数値を交えて褒める
相手の素晴らしい言動を発見したときは「どれくらい」素晴らしいのかを数字を交えて伝えるとうれしさも1.5倍増しです。
これは数値を用いることでより具体的に相手を褒めている印象を与える効果があり、「ポイント数」「倍数」「割合」「パーセンテージ」など何でもよいと思います。
例えば「〇〇さんの活躍で売上前年比110%達成できた」や「〇〇さんの1つのアイデアで無駄な仕事が2割くらい減った」など、具体的に褒めている雰囲気が重要です。
ただし露骨な他者との比較は、逆にモチベーションを下げてしまいますので、その人の過去との比較や、一般論を用いて褒めることが重要かと思います。
褒めるスキル応用編
褒めるスキル応用編1:誉め言葉を使い分ける
上司やお客様など目上の人に対する敬語の使い分けはもちろんですが、誉め言葉も様々なバリエーションがあるため、相手の特性に応じて使い分ける必要があります。
見た目を褒めるにしても「きれい」「美しい」「シュッとしてる」「スマート」「ファッショナブル」「かわいい」「カッコいい」などニュアンスの違いが何通りもあるからです。
有名な誉め言葉「さしすせそ」(さすが・知らなかった・素晴らしい・センスがいい・そうだったんだ)が有名ですが、「最高・信じられない・素敵・世界一・聡明」など、まだまだあります。
さらに「◯◯すぎる」「◯◯としか言いようがない」などの応用編を含めると言い回しがマンネリ化せず、誉め言葉の引き出しも増えていきます。
褒めるスキル応用編2:褒めて欲しそうなところを褒める
褒めるスキルを効果的に発揮するためには、相手が褒めて欲しそうなところをピンポイントで褒める方法がおすすめです。
褒めることのメリットは相手の承認欲求を満たすことなので、自分のことを認めてもらえたという満足感は特別なはずです。
そのためには相手が「自信を持ってやっていること」や、「得意だと自負しているもの」をよく観察して褒めるポイントを絞り込んでおいたほうがよいでしょう。
そういう視点で観ると、身体的な能力やスキル以外にも、頑張って努力している過程や、メンタルの強さなど、人を褒めるポイントは意外にたくさんあります。
褒めるスキル応用編3:周囲に与える効果を褒める
前述のように人を褒めるところは容姿や能力に限らずたくさんありますが、その人の言動が周りの人たちに与える良い効果をさりげなく伝える方法もおすすめです。
そうすることで周りからも認められるという二次的な承認欲求が満たされ、さらにモチベーションが上がる機会が増えるはずです。
例えば成約率が高い営業スタイルや、業務効率化につながる事務処理方法など、特出した個人のスキルは社内全体で情報共有すべきです。
そしてその人の素晴らしい部分が「周囲にどれほどの効果を与えているのか」を数字を交えて具体的に褒めると効果2倍増しです。
褒めるスキルの戦略編アプローチ
褒めるスキル戦略編1:意外なところを褒める
「ギャップ萌え」という表現がありますが、優しい人が意外に強いところがあったり、怖そうな人が意外に気配り上手だったりすると褒めたくなりませんか?
本人も気づいていないような魅力を探して褒めるということはその人独自のキャラクターを肯定することになり戦略的に非常に効果の高い褒め方と言えるでしょう。
例えば、まじめな人が意外におもしろかったり、かっこいい人が意外にかわいかったり、おおざっぱな人が意外に几帳面だったりするところを探してみましょう。
これは本人がコンプレックスを持っている短所を長所に変換することにもつながり、インパクトのある褒め方ができます。
褒めるスキル戦略編2:間接的に褒める
直接褒めるよりも、他の人に伝えて褒めてもらう方が効果的な場合があります。
これは発信者の情報よりも、利害関係のない第三者が発信する情報の方が信じられやすいという「ウィンザー効果」を活用しています。
例えば「〇〇さんのことを社長がすごく褒めてたよ」や「お客さんが◯◯さんの対応に感心してました」などは直接褒められるよりもうれしく感じます。
しかも直接褒めるのが照れくさかったり、褒めるタイミングを逃した時に有用な「戦略的褒めるスキル」です。
褒めるスキル戦略編3:褒められたら褒め返す
褒めてもらったらお返しに、相手の褒め上手なところを褒めると、お互いの承認欲求を満たすことができ、職場の雰囲気はよくなります。
不意に褒められたときは、照れくさかったり、謙遜しすぎたり、疑ってしまったり、素直にうれしい気持ちを表現できないものですが、この方法だと上手に感謝のお返しができます。
例えば「自分も気づかない意外なところを褒めていただきありがとうございます」や「今の言い回しは自分にとって最高の誉め言葉です」などがおすすめです。
しかもこの「褒め返す」という技は下手なお世辞や皮肉を言われた時も相手の悪意を和らげる効果があるため、うまく活用すると職場環境は劇的に改善されます。
まとめ
褒めるスキルは中間管理職にとって職場環境を改善するために有用な技術です。
職場環境が悪化する原因は、「コミュニケーションエラー」によって相互の信頼関係がしっかり構築されてないことがほとんどだからです。
それぞれ立場や役割が異なると、必要以上に対立したり、いがみ合ったりしてしまいがちですが、お互いの良いところを認め合うと信頼関係はちょっとだけ改善します。
基本的に褒められて気分が悪くなる人はお無いと思いますが、褒めるタイミングや言い回しによって2~3倍の効果をもたらします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
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