【ニュートラル思考を磨く3つの方法】感情をフラットにする

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こんにちはえだです。

中間管理職の悩みを解決するために、サラリーマン店長であるわたくしえだが「やってみて効果があった方法」をご紹介します。

男性中間管理職
男性中間管理職

強引なセールスをやらせておいて顧客満足度追及?…

女性中間管理職
女性中間管理職

残業を減らせといいながら、閉店後に作業指示?…

この記事を読むと…
  • ニュートラル思考のポイントがわかります
  • ニュートラル思考を身に付ける方法がわかります

みなさんは理不尽なことや板挟みに遭遇するとなんともやり場のないネガティブな感情にとらわれてしまうことはありませんか?

わたくしもサラリーマンとして会社の矛盾した指示を目の当たりにすると、憤りを感じながらも「何とか前向きに頑張らざるを得ない」状況によく陥ります。。

しかし不条理な出来事に「強引なポジティブ思考」で取り組むと、かえって一時的な感情に振り回され継続的なモチベーションが維持できなくなることがあります。

そんな時は、ポジティブでもネガティブでもない、あくまで中立(フラット)な感情を維持する「ニュートラル思考」がおすすめです。

えだ
えだ

どうしようもないものはどうしようもない…

ZACK
ZACK

開き直るってことかな…

ニュートラル思考の特徴

ポジティブでもネガティブでもない

ニュートラル思考はプラス思考とマイナス思考の中間とも言えますが、うれしいことがあったとしても喜びすぎず、悲しいことがあったとしてもショックを受けない考え方です。

悲しみ、不安、恐怖といったネガティブな感情をかき消すようにポジティブ変換しようとすると意外な落とし穴があります。

ポジティブ思考とは、ものごとを肯定的、楽観的にとらえることですが、謙虚さや慎重さが欠如するためかえって大きなミス・トラブルに巻き込まれる可能性があるからです。

例えば会社の指示とはいえ強引なセールスを行うとキャンセルを余儀なくされたり、根性論を押し付けて部下に仕事をやらせても突発的に退職してしまうリスクが高まります。

また、あらゆることに大きすぎる期待や希望を抱いてしまうと、もしそうでなかった場合の絶望感や悲しみが反動的に大きくなってしまうことも否めません。

快でも不快でもない

「心地よい」ときに生じる「快感情」と、「心地悪い」ときに生じる「不快感情」は、どちらも直感的な感情と言えます。

もちろん不快感情を避け、快感情だけで心地良く生活することに越したことはありませんが、現実にはそうもいきません。

例えば、気の合う職場の同僚から迷惑なプレゼントをもらった時に、直感的に「迷惑」という不快感情を抱きますが、ひとまず「ありがとう…」と言うのが気づかいやマナーです。

職場だけでなくプライベートでも快感情だけで過ごすことはほぼ不可能といえますし、無理に不快感情を覆い隠す行為を続けるのも非常に苦しく感じてしまいます。

好きでも嫌いでもない

好きな人、好きなものだけに囲まれて暮らしたいという気持ちはよくわかりますが、実際には嫌いなものや、苦手な人と接しなければならない時もあります。

もちろん嫌いな人や物事に接したときに、「不快感情」に支配されることを避けたいところですが、「好き」という感情だけに支配されると、自身の本来の能力が出せません。

話がかみ合わない上司や無理を言ってくる顧客、指示を聞いてくれない部下など、いちいち感情的に接していると身が持たないですし、周りに迷惑がかかる場合もあります。

そして「好き」という快感情はある種の「期待」をはらむため、相手にこうあってほしいというイメージが強ければ強いほど、期待が裏切られた時の反動は大きいものです。

ニュートラル思考の具体例

善悪にこだわらない

ものごとは見る方向によって評価が変わり、白と黒の間にはグレーゾーンがあるため、なんでも善悪で判断しようとすると多くの矛盾に直面します。

理不尽なことで相手が悪いと思っても、それは自分だけの尺度である場合も多く、別の視点からでは善になりうる場合もあるからです。

例え「ば詐欺行為ともとれるような、ぼったくり商売」をしている場合も、その商品やサービスを本人が欲していて、満足度が高い場合は売り手の行為は善行になります。

そして価値観が多様化する中、何が正しくて、何が間違っているのかは、非常にわかりにくく、法律や常識などもその時代に応じていなければ悪法になることもあります。

勝ち負けにこだわらない

現実社会には様々な競争があり、そこには勝敗があるわけですが、勝ち負けだけにこだわるべきではありません。

常に競争にさらされ、勝ち続けなければならないプレッシャーはキリがないからです。

もちろん挑戦することや上を目指すのはよいことですが、勝ち負けの結果だけにこだわると、絶対に勝てないものごとと対峙したとき、それは絶望に変わってしまいます。

「負けたくない」「評価されたい」「自分の方が能力が高い」など、他人より優れていることに執着することで、苦しい思いをすることもあります。

美醜にこだわらない

美醜恐怖症という言葉があるように、自分の容姿や、他人との比較で、疲れ切っている人も多いとおもいますが、外見に過剰なコンプレックスを持つ必要はありません。

元気で普通に生きているだけでも幸せなことですし、美男美女が容姿でちやほやされるのは若い時だけだからです。

確かに見た目や雰囲気の重要性は、外見を褒めてもらうことはもちろんありがたいことですが、その人の人間性や精神的な美しさはまた別の話です。

ものごとを表面的なことでしか判断できない人は愚かしく、常に美しくありたいという執着心はがっかりされたくないプレッシャーが強迫観念ともなりえます。

ニュートラル思考を身に付ける3つの方法

現実を受け入れる

どんなに努力しても変えられるものと変えられないものがあり、何人たりとも自然の摂理には逆らえません。

人間の栄枯盛衰、運命も、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」ですので、自然の成り行きに身を任せるというスタンスも重要です。

わたしも日々仕事のこと、家族のこと、未来のこと、さまざまなことを考え、不安になることもありますが、考えてもどうしようもないことだらけです。

現実にはどうしようもないことをあれこれ悩む時間がもったいないので、努力や工夫をしたら何とかなるかもしれない悩みに考えを集中させましょう。

反応しない

悩みや苦しみの原因は「執着」にあるとされ、執着を手放せない人は、なにかしらの感情的な反応を示してしまいます。

悩みや苦しみから解放するためにはムダな反応をやめることであり、ムダな反応をしないためには、感情を客観的に観察してみることだそうです。

例えば、ドキドキして興奮している自分や、恐怖で血の気を失っている自分を第三者の目で実況中継する要領で客観視してみることです。

執着心を手放せない状況になったとき、自分の反応を客観的に観察することが、ムダな反応をしないための具体的なトレーニング方法になります。

「中庸」を意識する

ニュートラル思考に必要なことは、感情を揺さぶられそうになったときに「ちょうどよい中庸」を意識することです。

中庸を意識して極端な感情を排除することによって、一時的な感情に流されたり、必要以上に落胆することがなくなります。

例えば思わぬチャンスが舞い込んできても、冷静に詐欺案件かどうか見極めができますし、信頼していた部下に裏切られるというリスクも回避できます。

要するにポジティブ感情に支配されそうなときは客観的に冷静に対処し、ネガティブ感情に支配されそうなときも同様に対処する必要があります。

まとめ

ニュートラル思考は、必要以上に感じている感情を、強引に逆転させるものではなく、「中庸ちゅうよう」を意識することで精神のバランスを保つ思考法です。

ものごとには表裏一体のメリットとデメリットが必ずあるため、そのどちらでもない「中立」の考え方を大事にすることが「ニュートラル思考」の本質です。

ニュートラル思考を身に付ける方法は3つ
  • 現実を受け入れる…事実をありのままに静観し悩んでもどうにもならないことは悩まない
  • 反応しない…リアクションをとっている自分を客観視して感情的な反応を防ぐ
  • 「中庸」を意識する…極端な感情を排除して「ちょうどいい感じ」を保つ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

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