こんにちはえだです。
中間管理職の悩みを解決するために、サラリーマン店長であるわたくしえだが「やってみて効果があった方法」をご紹介します。
プライドが邪魔して新しいことに一歩踏み出せない…
部下に仕事がデキるところを見せたいからつい虚勢を張ってしまう…
仕事にプライドを持っていますか?
長年同じ仕事をやっていると得意分野やこだわりが明確になってきて自信やプライドが強固なものになってきます。
しかし、プライドが邪魔してわからないことを放置してしまったり、素直に謝ることができなかったりして職場で孤立してしまうことがあります。
プライドのカタマリだったわたくしも、いまでは迷いなくプライドを捨てることができ、新しいことにチャレンジする意欲がでてきました。
わたくしのような浅学菲才(せんがくひさい)の身がプライドなんぞ持ちようもございません!
なんか謙虚さが鼻につくタイプね
プライドが捨てられない理由
自分を守りたい
プライドが高い人は他者に負けることを恐れていることが多いですが、それは自己防衛本能が人一倍強いことを意味します。
自尊心はは自分が他者より優れているという自負から生まれますが、自分が誰かより優位に立っていることを確認していないと、恐怖と不安でいてもたってもいられないからです。
自分が優位に立っているという状況を作り出すには、他人の弱みを握ったり、主導権をアピールしてしまうものですが、裏を返せばただ自分の安全を確保したい一心です。
つまり自尊心を維持することが自分を守ることと信じている場合が多く、それが逆に敵をつくってしまうということが起きてしまいます。
自分を正当化したい
プライドが高い人は今まで自分がやってきたことを意味がある行為として正当化したいために、過去の成功体験にとらわれ過ぎてしまうことがよくあります。
誰しも自分がやってきたことは間違いではないはずだと信じたいですし、そう考えることで予測不能な不安定な状態を乗り切りたいと思うのは当然です。
例えばイレギュラーな問題が起きた場合は、自分の経験を踏まえて処理しようとするのは当然の行為ですし、自信をもって行動するには自分を強引に正当化する必要があります。
しかし過去の経験だけにとらわれてしまうと、時代の流れに柔軟に対応できないケースが多く、新しいスキルの習得機会を失っていることにもなります。
いいところを見せたい
プライドが高い人は虚栄心が強く、人に自分の「いいところを見せたい」という思いから、つい見栄を張ってしまいます。
周りの人たちに「尊敬されたい」「一目置かれたい」という気持ちが根底にある以上、かっこ悪いところを見られたくないはずです。
例えば「ミスを人のせいにしてみたり」「わからないことをわかったふりをしたり」、とにかくイケてない自分を他人に悟られたくないため、弱み握られることを常に心配してしまいます。
自分一人で完結するような仕事であれば問題ありませんが、謝罪がなかったり、わからないまま自分勝手な行動をとってしまうと、いざというピンチの時に助けてもらえません。
プライド捨てることのメリット
謙虚さが身につく
自尊心を捨てることによって他人の気持ちや立場を尊重する発想「他尊心」が生まれるため、自然と「謙虚さ」が身に付きます。
自尊心は行き過ぎると他人に配慮がない傲慢で自己中心的な発想で嫌われてしまいますが、謙虚さを持っていると、「自信に満ちて魅力的な人物」というポジティブなイメージに変換されます。
謙虚さがあれば、「ナルシスト」「自信家」「傲慢」というレッテルを張られることなく、周囲からの信頼を得やすいため、周りからの協力を得やすくなります。
つまりプライドを捨てるということは、自分自身の過信や傲慢さを客観的に見直す行為であり、控えめで慎ましい謙虚さが身に付き、ちょうどよい自尊心=「誇り」を手に入れることができます。
敵を作らない
会社組織の中のチームプレイが求められる環境の元では、「能ある鷹は爪隠す」で裏方に徹してチーム全員で成果を分け合ったほうが無駄に敵を作らず人間関係は良好です。
特に競争意識を持ったある意味敵だらけともいえる職場環境では、自己流のやり方で成果が上がったとしても評価されず、社内での協力が得にくい状況になってしまいます。
例えば個人売上で好成績だったり、自分のアイデアが採用されて会社に貢献したとしても、同時に誰かに嫉妬心を抱かせ、足を引っ張られたり、裏切られたりしやすくなってしまうからです。
謙虚な姿勢で、周囲の協力を仰いだ方がチームワークも高まり、成果も出やすいため個人の評価もされやすくなります。
問題解決力が高まる
プライドを捨てることで得られるメリットは新しい知識や他人の価値観を柔軟に受け入れやすくなるため、問題解決力が高まります。
プライドを捨てることはある意味自分の能力を過信せず固定概念を疑うことでもあるため、物事に対する偏見が少なくなり、様々な角度から事象を観察できるようになるからです。
例えば性別、年齢、国籍、職業など、自分とかけ離れた価値観の人たちの意見や要望を取り違えてしまうと様々な問題が勃発し解決の糸口さえつかめないのが実情です。
つまりプライドを捨てることによって、いままでの常識や慣習を疑うようになり、問題を未然に防いだり、解決したりする能力が高まります。
迷いなくプライドを捨てる方法3選
年齢をいったん忘れる
プライドを捨てる効果的な方法はいったん自分の年齢を忘れることです。
昨今の世の中は医療やテクノロジーの発達で健康状態や知識量などに個人差がある場合も多く、若いから未熟、年配だから経験豊富という概念はあまり意味がなくなってきているからです。
例えば、インターネットの世界では年齢、性別、国籍にそれほど意味はなく、マニアックな情報を収集してその道のプロになるチャンスは誰にでもあるといえます。
予測のつかない不確実な社会では、年齢を重ねているから経験や知識が豊富という常識は、いったん忘れた方が自分を活かす選択肢が多いといえます。
初心を思い出す
プライドを捨てる方法はまだ仕事の経験が浅かったころの自分を思い出し、初心を取り戻すことです。
自信はある程度の経験を積むと大きくなっていくものですが、同時にマンネリ化もすすみ、面白みや緊張感が薄れていきます。
例えば大きなリスクをはらんだ取引や、注意深く対応しなければ騙されてしまうような契約などもベテランの余裕で油断していると、取り返しのつかない損害を会社に与えてしまう場合もあります。
つまりプライドを捨てて初心を思い出すことが、程よい緊張感を生み大きなトラブルに発展しそうな芽を摘んでくれます。
最悪の状況をポジティブに考える
プライドを捨てる方法は万が一の最悪な状況をイメージし前向きに対策を練ることです。
過去の成功体験や自信はある程度必要ですが、プライドを持ちすぎると「過信」や「油断」を招き、想定範囲外のネガティブな出来事にスムーズに対応できないからです。
過去の成功体験は時間が経てば経つほど美化されて精度の低い情報になるため、現状に応じた判断力を鈍らせます。
新たな成功体験の確率を高めるには最悪の状況も想定しつつ、過去の成功体験やプライドを捨ててポジティブな解決策を用意することが必要です。
まとめ
なにごとも、ある程度自分に自信がないと行動力につながりません。
しかし自信や自尊心が一定水準を超えると、視野が狭くなって柔軟な発想ができなくなり、新しいことにチャレンジすることを避けるようになっていきます。
会社組織で働く中間管理職にとって、上司だけでなく、同僚や部下やお客様から精度の高い新鮮な情報を得るには、プライドを捨てて謙虚な姿勢でいることが非常に重要です。
状況に応じて迷いなくプライドを捨てるスキルを身につけて「誇り」を手に入れましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
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