【恐怖心をコントロールする3つの方法】困難な状況に立ち向かう

self management セルフマネジメント

こんにちはえだです。

中間管理職の悩みを解決するために、サラリーマン店長であるわたくしえだが「やってみて効果があった方法」をご紹介します。

男性中間管理職
男性中間管理職

ミスを上司に怒られるのが怖い…

女性中間管理職
女性中間管理職

クレームばっかり言ってくるお客様対応が怖い…

この記事を読むと…
  • 職場の恐怖心からくるストレスが軽減されます
  • 恐怖心をコントロールすることができるようになります

職場で恐怖を感じたことはありませんか?

わたくしの場合、重要な仕事に直面したときや、怖い職場の人やお客様と接しているとき思わず逃げ出したくなる瞬間が今でもあります。

そんなときは恐怖心をコントロールする方法を状況によって使い分けると恐ろしいという気持ちが和らぎ、困難な状況に立ち向かおうとする勇気がほんの少しわいてきます。

「恐怖」という感情は生きている以上必ずついて回るものなので、早いうちにコントロールする方法を身に付けておいて損はありません。

えだ
えだ

われわれが怖れなければならないただひとつのことは、恐怖そのものである。

ZACK
ZACK

…?…どゆこと?

恐怖心とは

生存率を上げるための動物的本能

「恐怖」とは迫り来る危険や悪、痛みなどによって引き起こされる苦痛の感情のことであり、すべての生き物に備わっている動物的本能です。

現実や想像上のものに関わらず、不安な精神状態をもたらすものですが、私たちが危険を察知した際に必要なごく当たり前に起こる自己防衛反応ともいえます。

例えば天敵に遭遇した時や、地震・洪水・火事のような災害に直面した時、それらの恐怖の対象を避けることで生存率が上がります。

つまり、自分の身を守るうえで欠かせない感情つまり「恐怖心」がなければ、素早く逃げる、たくましく戦う、といった「生きるためのスキル」が磨かれず生存率は下がります。

恐怖には個人差がある

恐怖は人間だれしも抱える自然な感情のひとつなので、まったく恐怖を感じない人はいませんが、その程度には個人差があります。

これは恐怖の対象に向けられる「思い込み」「過去の経験」「性格」「体質」にも左右され、まじめで完璧主義な人ほど恐怖を感じやすい傾向にあるようです。

例えば人によっては胸のドキドキ・汗・息が苦しくなる、などのからだの症状がよけい不安をあおり、恐怖の対象への過度な緊張が強まってしまう人もいるでしょう。

一般的に「恐怖症」と呼ばれているものは200種を超えるほどたくさんあり、何を怖いと思うのかはその人の考え方次第ですが、まずは自分の特性を知ることが重要です。

恐怖は幻想?

マイケル・ジョーダンは「あらゆる恐怖心はすべて幻想だ。ベストをつくすチャンスと、ある程度の成功を収められる可能性があるだけだ」と述べています。

おそらく恐怖を克服する強靭な精神力を持つ一部の人たちは、何か障害が立ちはだかっているように感じたとしても、それらを成功の可能性に変換できます。

しかし普通の人はミスを恐れ、そのプレッシャーでミスを繰り返してしまい、そのネガティブイメージが恐怖心となり身動きが取れない状況におちいります。

つまり普通の人が恐怖の幻想に打ち勝つには「プレッシャーを感じ過ぎないトレーニング」「失敗の恐怖を乗り越える経験」を積む必要があるようです。

恐怖心をコントロールするメリット

傲慢になることを防ぐ

恐怖心を待つということはものごとを慎重に考えるため、傲慢な考えになることを防ぐというメリットがあります。

傲慢になると自分の言動が全て正しいと思い込んでいる自意識過剰タイプになってしまい、大きな判断ミスを犯す可能性が高まります

しかも傲慢になってしまうと周りの人に横柄で無礼な態度をとってしまうため、良心的なアドバイスをしてくれる協力者もいなくなってしまいます。

中間管理職のような「ちょっとした権力」を持つ人も、童話「裸の王様」同様、真実の情報に気づかないうちに危険な状態に身を置いている場合も少なくありません。

大きな失敗をしにくくなる

どんなにしっかりした人でも失敗はありますが、失敗には程度があり、恐怖心をもっていれば小さな失敗はあっても、取り返しのつかない大きな失敗は少なくなります。

恐怖心が高いほど、意思決定におけるリスク管理をしっかりと行うため、関連情報を慎重に精査するようになるからです。

仮に小さなミスであれば周囲の人に速やかに報告および謝罪をし、解決策と以後の防止策を提示すればほとんどの場合丸く収まります。

つまり取り返しのつかない大きな失敗は挽回に時間と労力を要しますが、小さな失敗は適正な処理を行うことで逆に評価を上げるチャンスとなります。

状況を正確に判断できる

恐怖心を持つことは、「根拠のない楽観視」「一喜一憂」を避けることになるため、客観的かつ冷静に状況を把握できるようになります。

複雑な状況においては「気のゆるみ」や「思い込み」が最悪の結果を招くこともあり、業務の内容によっては、最後の最後まで緊張感を持ちながらの判断力が求められます。

ほどよい緊張感があれば、目の前にある選択肢のメリット・デメリットを正確に見極め、自分にとって最適だと思える選択肢を選ぶことにつながります。

つまり恐怖心があることで目先の損得勘定に惑わされることなく問題点や改善策を冷静に洗い出せるようになるため判断力が高くなります。

恐怖心をコントロールする3つの方法

別のもっと怖いものを想像する

ある対象に対して恐怖を感じているのであれば、「別の怖い対象」と比較して恐怖心をコントロールする方法があります。

まず「自分が何に対して恐怖を感じているのか」という対象をハッキリさせると、「人」「もの」「場所」「状況」など、恐怖の比較対象が絞られます。

例えば「過去に経験した怖いこと」や、「過去の一番苦手な人」などの状況と比較し「その恐怖に比べればまだましだな」と冷静に比較します。

過去の恐怖の感覚を呼び起こすことで、目の前にある恐怖を論理的に対処できるようになるため、突発的に湧き起こる恐怖心をコントロールすることに有効です。

笑ってごまかす

根本的な問題が解決されないとどうしようもないケースがありますが、とりあえずその場しのぎで「笑ってごまかす」という方法があります。

わたくし自身も経験がありますが、四面楚歌でもう打つ手が何もないという状況では、もう「笑うしかありません」し、笑うことで恐怖が緩和されるからです。

人間は笑うことによって極度の緊張状態をやわらげたり、恐怖をごまかしたりできる生き物なので、恐怖を感じている時こそ笑ってみることが大事です。

ただ、真剣に怒られている時にニヤニヤしてしまうともっと怒りを買ってしまうので、「心の中で笑う」、もしくは「見えないところで笑う」という工夫が必要です。

仕事をゲーム化する

ゲームの概念を仕事に取り入れ、恐怖を克服する方法もあります。

職場で接する人をゲームのキャラに見立て、業務遂行をステージクリアに置き換えると「仕事が楽しくなる」「達成感を味わえる」「恐怖心が和らぐ」という効果があるからです。

怖い人と接するときや、難しい業務にあたるときは、ミッションクリアごとに自身のレベルアップ感を楽しむ余裕が必要ですし、新しい知識やスキルは「武器」や「魔法」に置き換えると、より楽しめます。

ただし現実の職場にはゲームと違いリセットボタンが存在しないため、取り返しのつかない失敗は避けるべきです。(※しかしそのスリルを楽しむ方法もあります)

しかし「ほどよい恐怖心」があれば大きなミスは回避できます。

まとめ

仕事には、予測のつかないことや、価値観が全く違う人と接する機会もあるため、ミスやトラブルを起こさないためにも恐怖心は必要です。

とはいえ必要以上に恐怖心を煽ってくる人に対峙するときや、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢を維持するときも、恐怖心をコントロールする必要があります。

あらゆる困難な状況に立ち向かう能力とは、恐怖の対象を冷静に分析したり、ごまかしたり、違うものに置き換えたりする工夫です。

恐怖心を生きるための原動力としてとらえることができれば、怖いものはありません。

恐怖をコントロールする方法は3つ
  • 別のもっと怖いことを想像する
  • 笑ってごまかす
  • 仕事をゲーム化する

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

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