こんにちはえだです。
中間管理職の悩みを解決するために、サラリーマン店長であるわたくしえだが「やってみて効果があった方法」をご紹介します。
自分の感情をコントロールするのが難しい…
モチベーションが長続きしない…
セルフマネジメントとは自分の行動や感情をちょうどいい感じににコントロールをすることであり、中間管理職に必要な能力です。
中間管理職は労使の板挟みにあいやすく、「管理業務」と「育成業務」と「現場実務」を同時にこなさなければならない激務によって心身の安定を崩しやすいからです。
わたくしも職務上心身のバランスを崩したことがありましたが、セルフマネジメントを学び自己の問題・行動・感情をコントロールすることでなんとか持ち直しました。
自分を管理できないものは人を管理するべからず
わっ なんか名言っぽい!
セルフマネジメント/自己管理能力が中間管理職に必要な理由
主体性が求められるため
中間管理職は基本的に自分が受け持っている部署の業績を向上させる任務を負っていますが、具体的な施策は自分で考えたり計画したりする必要があります。
現場に必要なスキルは一通り身に付けているため、細かく上司の指示を仰ぐことが少なく、代わりに経営陣に数値的なことを丸投げされることが多いからです。
例えば前年の条件と比較して売上以外の数値を上げたり、スタッフの相性などで生じる問題を解決するなど、自分の裁量でできるところは言われなくてもやっておくほうがオススメです。
そうしておけば、不本意に業績が悪化したり、大きなミス・トラブルが起きた場合も「管理者の自主性の無さ」を責められる可能性は低くなります。
激務が継続する場合があるため
中間管理職は現場の人・金・モノ・情報を適切に管理しながらも、現場の第一線で実務もこなす「プレイングマネージャー」でもあるため激務が続いてしまうことがあります。
慢性的な人手不足の会社はもちろんですが、突発的な病欠や退職が起きると、中間管理職がとりあえずの人員補填に回らざるを得ない状況になるからです。
しかも大きなクレームやトラブルが起きた時に責任者として対応しなければならず、その対応中にかぎってポンコツ社員が別のトラブルを起こすという職場あるあるでさらに疲弊します。
つまり中間管理職は突発的な激務に耐えうるようなタフな精神力と体力を必要とする役職であり、そのためにもセルフマネジメントは非常に有用です。
エンゲージメントを高めるため
「エンゲージメント」とは、会社に対する「愛着心」「思い入れ」を表すそうですが個人的には「会社と労働者のWinWinの関係」と解釈しています。
セルフマネジメント力を高め管理業務と現場での実務をスムーズに行うことができるようになれば、会社での待遇や居心地も良くなり仕事にやりがいも感じるようになるからです。
サラリーマンは、会社が求める成果が出せなければ肩身が狭く、奴隷のようにこき使われても文句が言えない存在ですが、相対的な平均以上の成果さえ出せば安心して生活できます。
つまり「会社に貢献して対価をもらう」という義務と権利のちょうど良いバランス関係を築くためにもセルフマネジメントは重要であり、エンゲージメントを自ら高めることも可能です。
セルフマネジメント/自己管理能力の具体例
問題管理
セルフマネジメントで重要なことは、自分の「弱み」や「不得意なこと」を把握し、今後自分に起きそうな問題を予測しておくことです。
体調やモチベーションはその時の人員の状況や環境に左右されやすいため、ネガティブな問題と上手く向き合って対処法を考えておくことが心身の安定につながります。
例えば、苦手な人と接することや苦手な業務が続く場合は「どうすればそれらの仕事を問題なく最短で処理することができるか」を考え抜くことで自分の弱点を克服できます。
つまり今後自分に起こりうる不具合や問題としっかり向き合い、対策を工夫することが自己管理の本質であり、職場環境に左右されず本来の自分の能力を発揮できることが理想です。
行動管理
行動管理は「自分の立ち振る舞い」を客観的に見てちょうどいい感じにすることであり、第三者の目線で自分を管理することとも言えます。
自分の行動を客観的に管理することができれば、周囲に好印象を与えるだけでなく、日々の業務を効率的に処理することができるため、ストレス少なく過ごすことができます。
また中間管理職はチームの模範となる行動を率先してとる必要があり、「業務のすすめかた」「営業方法」「姿勢」なども周りに与える影響が大きいと言わざるを得ません。
そのため自分の行動が会社の業績に良くも悪くも影響を与えることを自覚し、自身の行動をきっちり管理しているところを周囲に見せる必要があります。
感情管理
感情管理とは感情をコントロールする能力のことであり、予測ができない突発的な出来事に対し、いかに冷静に対処できるかという判断力にも関わってくると思います。
不用意に怒りが抑えられなかったり、喜びのあまり必要以上に調子に乗ってしまうと、正確な状況把握ができず判断ミスから大きな問題に発展してしまうことがあるからです。
そのためにも常に自分の感情と向き合い、悪い出来事のときはうろたえず、良い出来事のときは油断せず、最適な方法を考粛々と考え実行する必要があります。
もちろん時には一喜一憂して感情を爆発させることも重要ですが、基本的には淡々と仕事を継続的にこなすことが、「安定したモチベーション維持」につながります。
セルフマネジメント/自己管理能力を高める3つの方法
目的思考を鍛える
セルフマネジメント力を高めるには「目的思考」を鍛えることがオススメです。
目的思考とは自分の役割における「目的」をできるだけ深く考えて設定することであり、最終的な目標設定から逆算して今の自分の行動を決定する思考です。
ものごとの成果を決める最大の要因は目的と言われていますが、目的があいまいだと、自分の感情や行動がその場しのぎの気まぐれなものになってしまい、周りの環境に振り回されやすくなります。
つまり「何を目的とするのか」を考えることでブレない「自分軸」が作られ、目標を達成するための手段が絞られるため、迷いなく仕事ができるようになります。
認知を変える
「認知」とは、ある対象を知覚した上でそれが何であるかを判断したり解釈したりする過程のことですが「認知=受け取り方」を変えてみる意識が自己管理には重要です。
これはある意味「思い込み」を回避する手法であり、マイナスな出来事も受け取り方によってはプラスに変換したり、事実を誤解して受け取ることを防ぐ効果があります。
例えば重大な発注ミスなどが起きた場合、それが「自分の不注意で起きた」とするのか「環境とタイミングが悪く起きた」とするのか、解釈によって今後の対策方法が変わります。
つまり思い込みを排除し客観的に事実を見ることが、最短かつ最適な方法で問題解決をすることにつながります。
行動を習慣化する
「習慣」とは、ある行動を無意識におこなっている状態のことですが、不快だと感じることも繰り返し継続して行うことでストレスを感じずに身体が勝手に動くようになります。
習慣化は、生活のなかで同じ状況を繰り返しおこなってきたことで、作業自体が身体に染みつき、意思の力をとくに必要としないという特徴があります。
わたくしの場合「嫌いな作業」「苦手な人との会話」「めんどくさいレポート」など、かなり不快だったことも今では無意識に処理できるようになっています。
さらに不快なことだけでなく、上記に述べた「目的思考を鍛えること」や、「自分を客観視すること」を習慣化すると、無意識に自己管理ができるようになると考えます。
まとめ
目まぐるしい労働環境の変化の中、業績管理や人材育成などの役割を果たす中間管理職は、自分自身をマネジメントする能力が必要になってきました。
要望が相反する上司と部下の間に入って折衝案を施したり、多様化するビジネス環境に適応するには自己管理を徹底していないと体調や精神のバランスを崩しやすいからです。
昨今「働き方改革」が声高に叫ばれ現場の労働生産性が重視されていますが、業務効率化とは名ばかりで中間管理職にしわ寄せがきているだけのケースも否めません。
しかし、いかに劣悪な職場環境であっても自主的に考えて成果を出すことができれば、自立したサラリーマンとしての存在意義やエンゲージメントも高まるといえます。
いずれにせよ不意に常識がひっくりかえるような世の中ではセルフマネジメント力を高めてブレない自分軸を作ることが、最上の自己防衛策であることは間違いありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
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