【板挟みがつらいとき】中間管理職が身に付けておきたい3つのマネジメントスキル

self management セルフマネジメント

こんにちはえだです。

中間管理職の悩みを解決するために、サラリーマン店長であるわたくしえだが「やってみて効果があった方法」をご紹介します。

男性中間管理職
男性中間管理職

上司と部下の板挟みがつらい…

女性中間管理職
女性中間管理職

経営陣と現場スタッフのギャップがしんどい…

この記事を読むと…
  • 中間管理職の特徴
  • 中間管理職の「板挟みあるある」がわかります
  • 中間管理職の板挟みに効果的なマネジメントスキルの種類がわかります

「中間管理職」という役職は、業績に対する責任が重いわりに裁量権が少なく、職場の上下関係で苦労することが多い立場ですが、いい意味で「マネジメント力」を磨くチャンスです。

マネジメントとはざっくりいうと「ちょうどいい感じにするスキル」のことですが、別の言い方をすると経営資源(ヒト・カネ・モノ・情報)の最適化ではないかとわたくしは思います。

そういうわけで本ブログは中間管理職であるわたくしえだが直面する様々な問題をマネジメントによって解決を試みることがテーマとなっています。

えだ
えだ

よろしくお願いします!!<m(__)m>

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最適な方法が見つかるようがんばれ~~

中間管理職の特徴

中間管理職は業務が多い

中間管理職は、①管理職という立場でありながら現場で働き②雇われの身でありながら責任が重く③決定権が無いのにリーダーシップを求められる、大変忙しい役職です。

慢性的な人員不足が原因の場合もありますが、定期的に発生する複雑で難しい仕事は、ある程度経験を積んだ社員しか現場で処理できない業務があり、突発的な人員の病欠が発生したときも現場対応に追われます。

顧客は想像以上に「シビアな目」「移り気」なため、会社も普遍的に売れる商品やサービスを生み出し続けることは至難の技ですし、常に営業成績の上下に振り回されなければなりません。

さらに個人の多様な価値観が尊重される今の風潮では、ハラスメント行為などにやたらと気を使うことが多く、それなりに優秀な人材を育成することも困難を極めます。

中間管理職の役割

中間管理職は「従業員側」と「経営者側」の意見や要望を仲介する立場にあり、双方の要望や意見をやんわりすり合わせる役割を果たします。

最小の労力で最大の給料をもらいたい「労働者側」最小の経費で最大の利益を確保したい「使用者側側」いわゆる労使間の理想は常に相反するため、中間管理職は双方の意見の折衷案を模索しなければなりません。

日本の会社では本音でぶつかり合うことが「タブー」とされていることも多く、不動産の仲介業者のように、双方の言い分をうまく調整することで交渉がスムーズにすすむこともあります。

つまり職場で利害関係が生じる2者以上の要望をなんとかして合意に導くというネゴシエーター(交渉人)的な役割を担っています。

中間管理職のメリット

中間管理職を経験する最大のメリットは、「経営者」「労働者」「消費者」の視点を距離を置いて冷静に見ることができるため、「客観力」が身につくことです

会社が利益を上げるためにはチームや自分が置かれた状況を正しく把握し、その役割と行動を適正に指示する必要がありますが、客観力はその大きな助けになります

さらに中間管理職には運営には関わる人たちそれぞれの理想・意見・要望をまとめる業務がついて回りますが、誤解や先入観を取り除いて対応しなければ真の問題解決に導くことができません。

つまり先入観にとらわれない客観力が身につくということは、身の回りに起こる問題を的確に処理できるという「問題解決力」が身につくということにもなります。

中間管理職の「よくある板挟み」

中間管理職の悩み1:顧客と会社の板挟み

中間管理職は現場の管理業務もしながら、プレイヤーとして従事することもあるため、無理難題を要求するお客様と会社の売上確保という使命との板挟みにあうことがあります。

基本的に顧客は「良い商品を安く買いたい」と思っていますが、なんとか売り上げが欲しいために要望を親身になって聞いていると、度を越えると値引きや過剰サービス要求してくる人がいます。

もちろん会社側の利益を確保するギリギリのところで交渉を上にすることもありますが、会社からは利益率と単価が高い商品を売るように指示されるためどちらかが不満足な状態となります。

つまり中間管理職は顧客と会社のの身勝手要望両方を満たせなければ評価されないという厳しい板挟みにあってしまう時があります。

中間管理職の悩み2:上司と部下の板挟み

中間管理職は上司の設定した人材育成目標を遂行する義務と責任がありますが、無茶ぶりがあまりにもひどいとモチベーションが急激に下がったり退職してしまう部下もでてきます。

部下の特性や価値観を考慮せずに一方的に会社の都合を押し付ける従来の方法では顧客にニーズに対する柔軟性に乏しく成果を出せる人材が育てられなくなってきたのではないでしょうか。

しかも現場の事情をしらない上司のコロコロ変わる言動に振り回されることもありますし、部下が指示通りに動いてくれずミスが頻発したりします。

業務の遂行を優先して本音を抑えなければならないこともしばしばあり、あらゆる人間関係に気を配らなければならない中間管理職は非常にストレスがたまりやすい立場といえます。

中間管理職の悩み3:経営と現場の板挟み

基本的に経営者は現場で起きている様々な問題に関心がなく「利益」を追及しているだけなので、無茶なノルマ設定や意味のない業務指示が現場を混乱させます。

あれこれ試行錯誤していけば目標達成できるはず、という理想はやり方が強引だと顧客満足度と従業員満足度を同時に下げることになるからです。

例えば顧客が必要としない商品の強引なセールスは一時の売上はあがるかもしれませんが、買い手も売り手も不満足な状態が続きます。

ただ、現場のモチベーション向上に成功すれば自分を助けてくれる存在にもるため、将来的に会社の業績を左右する人材育成は非常に重要な業務といえます。

中間管理職の板挟みに効果的なマネジメントスキル

セルフマネジメントで「タフな精神力」を培う

「セルフマネジメント」とは「自己管理」のことですが、わかりやすく言うと、業務遂行に必要なパフォーマンスを発揮するために「心身ともに最適な状態に保つこと」です。

人間である以上、感情に左右されたり、体調が不安定だったりするため、計画的に心と体をちょうどいい状態にするスキルが中間管理職には必要です。

「なんとなく平和に日々が過ぎていけばいいな」とフワッとした感じで仕事をしていると現実とのギャップに適応できず、漠然とした不安に襲われたり、急な体調不良を発症したりします。

若いころとは違い、役職に伴う業務の重要性などを軽視してしまうと、思わぬトラブルに遭遇してしまったときに適正な判断できず、致命的なミスにもつながりかねません。

つまり中間管理職は常に油断しない良い緊張状態を保ちながら、いつでも適正な判断ができるようセルフマネジメント力を磨く必要があります。

リスクマネジメントで「ミス・トラブルが起きにくい環境」をつくる

「リスクマネジメント」とは、必然的かつ定期的に起きるミスやトラブルを未然に防いだり、適切に処理したりするなど、「業務上起こりうる問題と上手に付き合うこと」です。

業務上のリスクが低い環境をつくるには、問題の原因を分析したり、情報伝達ツールを活用したりしてミス・トラブルが起きにくい職場環境をつくることが自身のストレスを軽減するからです。

例えばハラスメントや、不正人為的なミスは、なかなか無くならないものですが、業務効率化や情報共有は不祥事や事故を未然に防ぐ基本的なマネジメント手法です。

そして、現状の諸条件を分析し、効果が高いと思われる「リスクマネジメント」を中立の立場で行うことこそが中間管理職の醍醐味といえるでしょう。

コミュニケーションマネジメントで「情報伝達エラー」を防ぐ

「コミュニケーションマネジメント」とは、諸条件を踏まえたうえで情報伝達の手法を変化させる「相手に応じた最適なコミュニケーションをとること」です。

価値観が多様化する今に世の中では、いわゆるお約束パターンのコミュニケーション手法だけでは、かえって人間関係の悪化を招いてしまうこともしばしば。

相手のキャラクターや立場を考慮しつつ、時間・場所・機会を伺いながらコミュニケーションをとることは良好な人間関係を構築するためには非常に重要な要素です。

顧客・上司・同僚・部下と円滑なコミュニケーションをとるためには、その人がどのような特性があるのかを分析し、その人にとってちょうど良い情報伝達手法はどうゆうものかを学ばねばなりません。

まとめ

中間管理職の板挟みに効果的なマネジメントスキルについてご紹介しました。

年齢的に育児や介護など、生活環境激変の方も多いと思いますが、「マネジメント=最適化=ちょうどいい感じにするスキル」はあらゆる板挟みを解決します。

「経営と現場」「上司と部下」「仕事と家庭」これからも様々な矛盾が立ちふさがると予想されますが、最強のマネジメントスキルを磨き、どんどん身の回りをちょうどいい感じにしていきましょう!

中間管理職に必要な3つのマネジメントスキル
  • セルフマネジメント…「心身ともに最適な状態に保つ能力」
  • リスクマネジメント…「職場で起こりうる問題を予測して適切に処理する能力」
  • コミュニケーションマネジメント…「相手に応じた最適なコミュニケーションをとる能力」

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が悩める中間管理職の明るい未来のために、微力でもお役に立つことができれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

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